pythonでブロックチェーン -解説-
それでは、前回のソースコードの解説をしていきます。
まずはBloakクラス
class Block:
def __init__(self, index, timestamp, data, previous_hash):
self.index = index
self.timestamp = timestamp
self.data = data
self.previous_hash = previous_hash
self.hash = self.hash_block()
def hash_block(self):
sha = hasher.sha256()
sha.update((str(self.index) +
str(self.timestamp) +
str(self.data) +
str(self.previous_hash)).encode('utf-8'))
return sha.hexdigest()
__init__では初期化として、引数より与えられたインデックス番号、タイムスタンプ、データ情報、前回ハッシュ、今回ハッシュを生成しています。
hash_block()ではインデックス番号、タイムスタンプ、データ情報、前回ハッシュを連結した文字列をsha256でハッシュ化しています。
(ハッシュ関数のインプットが同じであれば同じアウトプット、一文字でも異なれば異なるアウトプットとなる特性を利用することで、改竄の有無を確認することができるようになります。)
def create_genesis_block():
return Block(0, date.datetime.now(), "First Block", "0")
こちらは説明はいらないと思いますが,先ほど作成したクラスから初回ブロッックを生成するファンクションです。
>def next_block(last_block):
this_index = last_block.index + 1
this_timestamp = date.datetime.now()
this_data = "Test Data Block" + str(this_index)
this_hash = last_block.hash
return Block(this_index, this_timestamp, this_data, this_hash)
こちらは次回以降のブロッックを生成するファンクションです。引数には前回のブロックを渡し、そこからインデックスとハッシュ値を取得しています。
if __name__ == "__main__":
blockchain = [create_genesis_block()]
previous_block = blockchain[0]
num_of_blocks_to_add = 10
for i in range(0, num_of_blocks_to_add):
blocks_to_add = next_block(previous_block)
blockchain.append(blocks_to_add)
previous_block = blocks_to_add
print("Block {} :".format(blocks_to_add.index))
print("Hash: {}\n".format(blocks_to_add.hash))
最後に実行部分です。配列:blockchainに初期値として初回ブロックを設定しています。
変数:previous_blockには前回のブロックを格納しています。
for分で10回分以下の処理を繰り返しています。
①変数:blocks_to_addに次回ブロックを格納
②配列:blockchainに①で生成したブロックを最後尾に追加
③変数:previous_block①で生成したブロックを格納